質的リサーチ ワークブック
質的リサーチ ワークブック 跡部千慧 著
本の詳細
著者メッセージ
本書は、これからゼミや社会調査実習を履修して、調査先(フィールド)に出ていく学部生に向けた「質的リサーチ」のワークブックです。量的調査に比べて、質的調査は、「定型的な調査法」と呼ばれる調査法が少なく、調査対象との対話によって、調査法が洗練されてきた歴史があります。それだけに、一方向の学びもさることながら、学生自身が調査対象に向き合い、考える過程が重要になってきます。
本書を用いることにより、質的調査法を、実際にワークを通じて、学生自らが、調査過程を経験しながら学ぶことができます。2020年の学習指導要領の改訂にも代表されるように、これからは、単純に知識を増やすだけではなく、時代の変化に対応できるよう自ら学ぶ能力を身につけることも重要になってきます。調査対象との対話を通して、質的調査の方法を考える過程は、変化の激しい時代を生き抜くことにもつながってきます。
発売日:2023年4月1日
著者:跡部 千慧
サイズ:A4
ページ:124ページ
ISBN:978-4-910911 -04-5
著者略歴
跡部 千慧(あとべちさと)
立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科助教(質的社会調査担当)
博士(社会学)。専門は労働と家族の社会学、ジェンダー研究。2016年4月~静岡大学学術院融合・グローバル領域助教、2020年4月~現職。
目次
第1回 イントロダクション
第2回 質的調査の さまざまな方法、歴史
第3回 質的調査の 注意点と倫理
第4回 観察――非参与観察
第5回 観察(2)――参与観察
第6回 事例研究の特徴
第7回 ドキュメント分析
ワークシート_年表
第8回 ドキュメント分析(2)
第9回 インタビュー(1)
第10回 インタビュー(2)
第11回 インタビュー(3)
第12回 モノグラフの作成
第13回 まとめ
第14回 最終レポート 集中作戦タイム♪
参考文献
著者紹介